住宅瑕疵問題続く・・・
2010/08/21 (土) 11:40
投稿者:坂本
不動産業を長く営んでいると、いろいろなケースに当たります。契約してから
引渡を行う前に売主さんが、又は買主さんがお亡くなりになられてしまった。
とか、土の中から大量のゴミが出てきた・・・なんて事には慣れてきました。
一番頭が痛いのが、仲介業務において、売主様の瑕疵担保責任期間内に
連絡が取れなくなってしまった場合です。それと、過分な修補費用が発生
し払いきれない場合等です。
うちが売主さんだったら・・・どんなに楽か。
問題(瑕疵)が発生し、売主さんに連絡を取ろうとした時
「お掛けになった電話番号は現在使われていない・・・」となった時、おなか
にズシーンと来ます。と言うか「しまった!」となります。
過去にあった事故では、売主さんが行方不明と言う不幸な事がありました。
買主さんは泣き寝入り(言葉は悪いですけど)するしかありません。当然私達
を頼りにされます。しかしながら仲介業者として出来る事は、廉価に補修が
出来る業者を斡旋する事くらいです。
新築住宅の場合、瑕疵保証(10年)保険がありますので最低限の補修を
受ける事が出来ます。新築を請け負った業者、売主さんが倒産していても
工事が出来る他の業者を斡旋もしてくれます。
また、瑕疵保証の内容でもトラブルになる場合があります。
お客様(買主様)は何でも10年保証、中古住宅の場合は2~24ヶ月保証
だと思われているでしょう。しかし、消耗部材とされる部分は大抵免責され
ます。つまり、保証は受けられません。
ここで、過去の事例を・・・
中古マンションを取引した際に、お引越しをされてから数週間後にお風呂の
釜が故障しました。買主様は当然「新品にして下さい」とおっしゃられます。
ですが、瑕疵保証の場合あくまでも修補(つまり修理)を求める事が出来る
ので、売主さんは「修理します」とお返事をします。
これでも、揉めるんです。
仮に修理をしても中古品ですから、また壊れる場合があります。
次に新品にした場合、壊れにくいけど瑕疵保証ではないと考えられます。
結論は、修理費用分を現金で売主様に負担をして頂いて、買主さんが追加
費用を支払って新品に交換しました。
ご理解頂いたのは、買主さんに「将来壊れれば、その時に全額負担で交換せ
ざるを得ませんよ」と言う事。
難しい瑕疵問題だからこそ、経験則と法令がキーになります。
